コレクション

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鳥のメダイヨン

作風など 建築物の窓におさめられていた時の木製窓枠とともに展示されているこの作品は、宗教的な意味合いを持たない、装飾的な作品です。

このステンドグラスは教会ではなく19世紀後半の住宅の窓を飾っていたと思われます。メダイヨンとは中央の円形ガラスに描かれた絵付けの部分をさします。グリザイユ(酸化鉄の顔料)とシルヴァーステイン(硝酸銀による金発色技法)によって美しく描かれた鳥は日本画を思わせる繊細さで、当館にはこの作品の他にも同時代に作られたメダイヨンパネル7点が展示されています。
キリスト教の教会と共に発展したステンドグラスの技法ですが、19世紀から20世紀にかけて、徐々に一般家庭にも取り入れられるようになり、現在でもその多くが残っています。しかし長年風雨に晒されたステンドグラスは傷みが激しいため、この作品のように完全な状態で残っているものは稀です。

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